『強い欲求を起こさせる。』

【カーネギー・人を動かす/30原則:No.3】 


さあ、人間関係の原則の3番です! 
この原則をパッと読んだだけでは、あまりピンとこないですよね!どういう意味なのでしょう?

 前後に補足をいれてみます。


 「普段から、相手の価値観や信念、ビジョンなどを知るように努力しておけば、その方が手に入れたい物事や進みたい方向性などの欲求がある程度わかりますよね。つまり、その方のやる気スイッチがわかります。人それぞれ、多様な価値観を持っているので、やる気スイッチが違います。その方に応じたやる気スイッチを押してあげれば、強い欲求を起こし、人は動いてくれます。」 
こんな意味合いでしょうか~! 


「人を動かす」第3章の目次は「人の立場に身を置く」です。
そして、章末のまとめは、
『強い欲求を起こさせる。』になってます。
最初は、この二つが結びつかなかったのですが、第3章の冒頭に出ている釣りの話しがわかりやすい例ですね。  


魚を釣るのに、自分の好きなイチゴミルクを餌に付ける人はいないと。魚の好物であるミミズを付けないと、魚はそれを食べないですからね(^^)
相手の立場に立って、その人の欲しいものややりたいことが手に入るかも…と言う可能性を示唆してあげると、強い欲求が起こり、人は動くと言ってます。


 大事なことは、相手の欲しいものが手に入るようにサポートすることです。
私はこれが欲しい、こうして欲しい、あなたはこうした方が良い、あなたにはこうして欲しい…などと言う、自分の欲求を主張し続ける限り、相手の強い欲求は起こせないですね! 釣り人が魚にやったように、イチゴミルクを飲むべきだと魚に期待しても、欲求が起こるわけないですからね! 


親から子供、上司から部下、営業マンからお客様へなどへの、まさに人への接し方のコツだと思います。 


さあ、この原則の3番を実践しましょう!
『強い欲求を起こさせる。』

カーネギー・メソッド・センター

カーネギー・メソッドを活用したトレーニングを通じて、 人が主体性を持ちながら成長していく、人材開発トレーニングを研究・実施する機関。 人間関係づくり、リーダーシップ、コミュニケーション、ストレスコントロールなどを高めながら自信を付けていき、人生を能動的に動く楽しさを体感・習得して頂きます。

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